Globe・KEIKOの肉声と現在地!大分から響く新たな歌声
globe ケイコ 現在の様子を追うと、日本中から温かい視線が注がれている理由がよく分かる。1990年代から2000年代にかけてJ-POPシーンの頂点を極め、圧倒的なハイトーンボイスで巨大スタジアムを揺らした伝説の歌姫。2011年に突如見舞われたくも膜下出血という過酷な試練から長い年月を経て、彼女は今、生まれ故郷である大分の地で力強く、そして何より自然体で自らの人生を歩み直している。
かつてのような派手なスポットライトの下ではない。しかし、多くのファンが関心を寄せるglobe ケイコ 現在というリアルな境地には、悲壮感など微塵もない、飾らない笑顔と明るい笑い声に満ちた日常が存在する。彼女が発する言葉の一つひとつが、同時代を生きたリスナーの胸を今なお激しく揺さぶり続けている。
くも膜下出血の試練を越えて――KEIKOが取り戻した日常と笑顔

2011年10月、突然の病魔がKEIKOを襲った。診断名はくも膜下出血。一時は生命すら危ぶまれる緊迫した状況だった。手術を経て命の危機を脱した後も、待っていたのは果てしないリハビリの日々だ。公の場から完全に姿を消した期間、容態や生活環境をめぐって様々な憶測が飛び交ったこともあった。記憶障害や後遺症との闘いは、外からうかがい知れる以上に過酷を極めたはずだ。
だが、彼女は折れなかった。家族の手厚いサポートを受けながら、地元・大分県での穏やかな暮らしの中で一歩ずつ確実な前進を重ねてきた。地元の豊かな自然、幼少期から慣れ親しんだ空気、温かな人間関係が、傷ついた心身をゆっくりと解きほぐしていったのだ。現在発信される彼女の素顔は、実に朗らかで生命力に満ちあふれている。
OBS大分放送のスタジオから――ラジオで見せる軽妙なトークと最新の肉声

ファンの不安を一気に吹き飛ばした決定的な出来事がある。地元メディア「OBS大分放送」でのラジオ番組出演だ。長年苦楽を共にしてきた盟友、マーク・パンサーとともにマイクの前に座ったKEIKOは、ブランクをまったく感じさせない軽妙なトークと屈託のない大笑いを披露した。
放送エリア外のリスナーも「radiko」のエリアフリー機能を駆使して全国からアクセスし、SNS上には歓喜と安堵の声が溢れかえった。マイク越しに届くその声は、かつてメガヒットを連発していた頃の芯の強さと、年齢を重ねた深みが心地よく混ざり合っている。まさに最新の肉声が証明したのは、彼女の健在ぶりそのものだった。
マーク・パンサーとの絆と、小室哲哉が紡いだglobeサウンドの再評価
globeというグループの存在感は、活動休止状態にあっても決して色褪せない。特にマーク・パンサーの献身的な動きは、KEIKOを支える大きな原動力となっている。大分に拠点を持ち、地域活性化に奔走しながらKEIKOとの交流を保ち続けるマークの姿は、単なるビジネスパートナーを超えた家族のような絆を感じさせる。
一方で、稀代のプロデューサーでありメンバーの小室哲哉が手がけた楽曲群の価値も、いま改めて見直されている。複雑なコード進行とドラマチックなメロディ、そしてKEIKOにしか歌いこなせない超高音のボーカルライン。彼らが提示したダンス・ポップの骨格は、四半世紀が経過した今もJ-POPの最高峰として君臨し続けている。
Spotifyやradikoで広がるJ-POP黄金期の熱気とダンス・ポップの金字塔
近年、デジタルストリーミングサービスの普及によってglobeの音楽は国境や世代を超えて再燃している。Spotifyをはじめとする各種サブスクリプションでは、『DEPARTURES』や『FACES PLACES』といった名曲群が、当時を知らない若い世代のプレイリストにも当たり前のように並ぶようになった。
avex traxからリリースされた膨大なカタログは、単なる懐メロの枠に収まらない圧倒的な音圧と洗練されたグルーヴを保っている。冬の定番曲として親しまれる『DEPARTURES』の切ない響きも、荒々しいまでのエモーションが炸裂する『FACES PLACES』の激しさも、すべてKEIKOの類まれなる声帯があってこそ成立した奇跡だ。ストリーミングでの再生数増加は、彼女の存在を求める声が単なる過去への感傷ではなく、現役の音楽的渇望であることを物語っている。
気になる歌声と音楽界復帰の可能性――エイベックス・マネジメントと歩む未来
ファンが最も固唾をのんで見守っているのは、「もう一度、彼女の生歌を聴ける日は来るのか」という一点だろう。現在、KEIKOはエイベックス・マネジメントに所属を続けながら、自身の体調と相談しつつボイストレーニングや声のケアに向き合っているとされる。
ラジオで時折口ずさむハミングや短いフレーズを聴く限り、声の艶や独特のトーンはしっかりと保たれている。しかし、globeの楽曲が要求する声量と音域は極めて過酷だ。無理なステージ復帰を急ぐのではなく、今の自分が出せる最高の表現を模索している段階と見られる。関係者の間でも、まずはアコースティックな編成やゲスト参加など、負担の少ない形での音楽活動再開が期待されている。
ファンが待ち望むステージへ――KEIKOのマイペースな挑戦が照らす光
激動の音楽シーンを駆け抜け、大病を乗り越えて辿り着いた現在地。KEIKOが選んだのは、誰かに強いられたスケジュールではなく、自分自身の心と身体のリズムに耳を澄ませる生き方だ。
完全復活という大きな看板を背負わずとも、ラジオから聴こえる元気な笑い声や、音楽に対する静かな情熱だけで、ファンは十分に勇気をもらっている。いつの日か、彼女がふらりとステージに現れ、あの突き抜けるような歌声を響かせる瞬間を、世界中のリスナーは温かい気持ちで待っている。 (出典: globe ケイコ 現在(Yahoo!ニュース))