パタヤ・バンコク間バスの最安攻略!乗り場注意点と混雑回避の裏技
パタヤ バンコク バスの移動ルートは、近年急速に進んだ電子決済の導入と高速道路網の改良により、かつてないほどの利便性を誇っている。タイ東部に位置する世界的リゾート地のチョンブリー県(Chonburi Province)と、首都機能を担うバンコク都(Bangkok)を結ぶこの幹線は、年間を通じて観光客やビジネスパーソンで賑わう。わずか150バーツ前後という破格の運賃で、冷房完備の大型バスに揺られながら約2時間から2時間半で往復できる手軽さは、旅行者にとって不動の選択肢だ。
しかし、油断は禁物だ。現地の窓口で長蛇の列に巻き込まれ、数時間後の便まで足止めを食らう日本人旅行者は決して少なくない。週末のピーク時や連休中にスマートにパタヤ バンコク バスを利用するには、発着ターミナルの特性と最新のダイヤ事情、そして混雑をすり抜けるノウハウを事前に把握しておく必要がある。本稿では、現場の生きた情報をもとに、失敗しない移動戦略を徹底的に解き明かす。
運行ダイヤ&最安ルート徹底解説:エカマイ・モーチット乗り場の注意点と混雑回避術

バンコクとパタヤの間を最も安く、確実に行き来する基本は主要ターミナルの使い分けにある。バンコク側の拠点は主に2つ。旅行者の滞在先や旅程の目的地によって、選ぶべきルートは明確に分かれる。
スクンビットエリアからのアクセスが抜群なのがエカマイ・バスターミナル(東バスターミナル)だ。BTSエカマイ駅の目の前に位置し、早朝5時台から夜間22時頃まで約30〜40分間隔で頻発運行している。最大のメリットはその立地だが、建物入口付近で手招きしてくる非公式の客引きバンには注意したい。正規の大型バス窓口は建物内の正面奥にあり、片道運賃は130〜140バーツ程度に固定されている。強引な客引きを素通りし、青い看板の正規ブースへ直行することが鉄則だ。
一方、ドンムアン空港方面やタイ北部・東北部への接続を睨むならモーチット・バスターミナル(北バスターミナル)が起点となる。こちらは運行本数が朝6時前後から夜20時前後までとエカマイよりやや早く終了する傾向がある。巨大ターミナルゆえに構内での移動距離が長く、初めて訪れる旅行者は迷いやすい。BTSモーチット駅やMRTチャトゥチャック公園駅からは直接歩けないため、路線バスやタクシーを乗り継ぐ時間を考慮して最低でも出発の40分前には到着しておきたい。
混雑を回避するための最大の裏技は「日曜日の午後から夜にかけてのパタヤ発便」を避けるか、早朝便を押さえることだ。週末をパタヤで過ごしたバンコク在住者が一斉に帰路につくため、日曜夕方の現地ターミナル窓口は当日券を求める人々で凄まじい熱気に包まれる。この時間帯に飛び込みで乗ろうとすると、3時間待ちを言い渡されるケースも珍しくない。現地に着いた初日の段階で帰路のチケットを購入しておくか、後述するオンライン枠を確保しておくのが賢明な防衛策だ。
大手運行会社「ルンルアン・コーチ」と「ベル・トラベル・サービス」の決定的な違い

パタヤ・バンコク間を走るバス事業者のなかで、旅行者が実質的に選ぶことになる二大巨頭が存在する。それぞれサービスの思想と料金体系が大きく異なるため、自身の旅のスタイルに合わせて選定したい。
圧倒的な運行本数とコストパフォーマンスを誇るのがルンルアン・コーチ(Roong Reuang Coach)だ。車体に大きく描かれた青と白のカラーリングが目印で、エカマイおよびモーチット発着便の大部分を担っている。車内は2列+2列の標準的なリクライニングシートで、冷房もしっかり効いている。ターミナル間をノンストップで結ぶため余計な停車がなく、安さと定時性を最優先するバックパッカーやリピーターから絶大な支持を集めている。
対して、快適性とホテル直結の利便性を求める旅行者に選ばれているのがベル・トラベル・サービス(Bell Travel Service)だ。運賃は400〜500バーツ程度とルンルアン社の約3倍になるが、パタヤ市内の宿泊ホテル前までミニバンで送迎してくれるドア・ツー・ドアのパッケージが付帯する。大きなスーツケースを抱えて現地のソンテウ(乗り合いトラック)と価格交渉をする煩わしさが一切ない。年配の旅行者やファミリー層、深夜便明けで体力を温存したい旅行者にとっては、差額以上の価値がある選択肢だ。
スワンナプーム国際空港直通便とノースパタヤ・バスターミナルの現場レポ

バンコク市内を経由せず、日本からのフライト到着後すぐにビーチを目指すならスワンナプーム国際空港からの直行路線一択だ。旅客ターミナル1階の8番ゲート付近に専用のチケットカウンターが設けられており、ルンルアン社が運行する直通大型バスが終日稼働している。
空港発のバスに乗車すると、約2時間でパタヤ側のメインハブであるノースパタヤ・バスターミナル(パタヤ・ヌア)へ到着する。ターミナル構内は常に熱気と喧騒に包まれており、到着ゲートを出た瞬間からソンテウのドライバーたちが声をかけてくる。パタヤ中心部のビーチロードやセカンドロード周辺へ向かう場合、構内に待機している巡回ソンテウを利用すれば一律50バーツ程度で移動可能だ。法外なチャーター料金を提示してくる個別タクシーの誘惑に乗らず、乗り合いのソンテウ乗り場へ淡々と進むのが現地をスマートに歩くコツだ。
タイ運輸省陸運局(DLT)の規制強化とタイ国営交通公社による安全運行基準
かつてタイの中距離バスといえば、スピードの出し過ぎや過密労働による事故が社会問題視されることもあった。しかし現在、その安全性は目覚ましい向上を見せている。
タイ運輸省陸運局(DLT)は近年、都市間を走るすべての営業用大型車両に対してリアルタイムGPS追跡装置の設置と、最高速度90km/h制限の徹底を義務付けた。運転手の連続運転時間にも厳しい上限が設けられ、主要ターミナル出発前にはアルコール検知テストが抜き打ちで実施されている。
さらに、路線認可と統括を行うタイ国営交通公社(The Transport Company Limited)の厳格な安全運行基準により、車内シートベルトの着用義務化や定期的な車両点検が定着した。以前のような無謀な追越し運転は激減し、女性の一人旅でも安心して身を委ねられる移動環境が整備されている。
12Go AsiaやKlookを活用したオンライン事前予約の裏技と落とし穴
かつては窓口で紙の切符を買うのが当たり前だったが、現在はデジタルプラットフォームを活用した事前手配が主流になりつつある。なかでもアジア全域の交通網を網羅する12Go Asiaや、アクティビティ予約大手のKlookを利用すれば、日本出発前でも座席指定を含めた手配が完了する。
オンライン予約の最大の強みは、週末や祝日の午前便といったプラチナチケットを確実にホールドできる点にある。クレジットカード決済を済ませておけば、当日はスマートフォンに届いたバウチャーを握りしめてターミナルへ向かうだけでいい。
ただし、特有の落とし穴も存在する。予約サイトで発行された電子バウチャーはそのままでは乗車券として使えない場合が多く、出発の20〜30分前までにターミナルの指定カウンターで紙のボーディングパスに引き換える必要がある。このルールを知らずに出発直前に乗り場へ直行し、乗車拒否や引き換え待ちでバスを逃すトラブルが散見される。オンライン派であっても、ターミナルには余裕を持って足を運ぶのが鉄則だ。
都市間高速バス輸送を使い倒す!タイ旅行ガイド目線で選ぶベストな移動戦略
チョンブリー県の美しい海岸線と、エネルギッシュな大都会バンコクのコントラストを手軽に楽しむうえで、都市間高速バス輸送(Intercity Bus Service)はまさに旅行者の強い味方だ。タクシーをチャーターすれば片道1,200〜1,500バーツほどかかる区間を、バスなら約10分の1の費用で走破できる。
最新のタイ旅行ガイド(Thailand Travel Guide)の知見からアドバイスを加えるなら、車内の強烈な冷房対策だけは忘れてはならない。タイの長距離バスのエアコンは日本の基準を遥かに超えて冷え込むため、真夏であっても長袖の羽織りものやストールを手荷物に入れておくことが快適な旅を約束する。浮いた移動費をパタヤの極上シーフードディナーや高級ルーフトップバーに回す──これこそが、現代の成熟したタイ旅行者が実践すべき最も贅沢で知的な移動スタイルだ。 (出典: パタヤ バンコク バス(Yahoo!ニュース))