エクストレイル実燃費の真実!街乗りと高速テストで暴く実力値

目次
エクストレイル実燃費の真実!街乗りと高速テストで暴く実力値
エクストレイル実燃費の真実!街乗りと高速テストで暴く実力値
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 エクストレイル実燃費の真実!街乗りと高速テストで暴く実力値

エクストレイル 実 燃費の実態をめぐり、新車市場では今なお熱い議論が交わされている。日産が誇る本格派SUVとして世代を重ねてきた名車だが、シリーズハイブリッドとして生まれ変わった現行モデルの給油ペースや維持費に対し、購入希望者が抱く期待と不安は交錯したままだ。

日産自動車株式会社が持てる電動化技術を結集させたフラッグシップとして注目を集める一方、実際の走行環境で記録されるエクストレイル 実 燃費の振る舞いには、ドライバーの乗り方や道路状況によって明らかな傾向が存在する。カタログの美辞麗句だけでは見えてこない、リアルなエネルギー消費の現場を解剖していこう。

新型エクストレイルの実燃費は悪い?街乗り・高速テスト結果を徹底検証

ネット上のコミュニティで時折見かける「実燃費が悪い」という声。その真相を確かめるべく、市街地と高速道路を組み合わせた徹底的な実走取材を試みた。結論から言えば、この車は走らせるステージによって評価が真っ二つに分かれる。

信号待ちからの発進と停止が連続する都心のストップ&ゴーでは、15.2km/L〜17.4km/L前後を記録した。2トン近い車重を持つミドルサイズSUVとしては極めて優秀な水準だ。回生ブレーキが頻繁に働き、減速時の運動エネルギーを確実にバッテリーへと回収できる環境では、シリーズハイブリッドの旨味が存分に引き出される。

ところが、制限速度100km/hから120km/hで流れる高速巡航に舞台を移すと、様相は一変する。実測値は13.8km/L〜15.0km/Lへと落ち込んだ。100%モーター駆動である構造上、高速域での連続負荷は電力消費を急増させ、発電用エンジンが絶え間なく稼働を強いられるためだ。エンジン直結クラッチを持たない設計思想が、高速道路での数字にシビアに反映されている。

第2世代e-POWERとVCターボがもたらす革新と燃費の相関関係

現行の日産・エクストレイルが技術的に際立っている最大の理由は、第2世代e-POWERとVCターボ(KR15DDT型)の融合にある。圧縮比を8.0から14.0まで自在に変化させる世界初の量産可変圧縮比エンジンを発電専用として奢るという、前代未聞のパワートレインだ。

低速域では高圧縮比にして熱効率を極限まで高め、急加速や登坂で大電力が必要な場面では瞬時に低圧縮比へ切り替えて圧倒的な過給圧を稼ぎ出す。この緻密な制御こそが、排気量1.5リッター3気筒でありながら大型クロスオーバーSUVを滑らかに、かつ静粛に走らせる原動力となっている。

ただし、ドライバーがアクセルペダルを無造作に踏み込み続ければ、VCターボは高出力モードを維持し、燃料を惜しみなく消費する。ドライバーの右足の繊細さが、そのまま燃料計の針の動きに直結するメカニズムなのだ。

カタログ値と実際の乖離:WLTCモード燃費とe燃費データを比較

国土交通省審査値であるWLTCモード燃費と、リアルワールドの乖離はどの程度存在するのか。公表スペックと、実燃費収集サイト「e燃費」などに集約された膨大な実走行ログを照合した。

WLTCカタログ値において、2WD車は19.7km/L、4WD車は18.3km/L〜18.4km/Lを標榜している。これに対し、全国のオーナーから寄せられた平均実燃費はおおむね14.5km/L〜16.2km/Lのレンジに収まる。カタログ達成率は約78%〜83%だ。

一般的なガソリンエンジン車や他社製ハイブリッド自動車の達成率が70%台前半に落ち込むケースも珍しくない中、この達成率は決して悪い数値ではない。とりわけ春や秋の気候が穏やかな季節には、カタログ値を上回る20km/L超えの記録も散見される。一方で、厳冬期の暖房使用時には暖機運転のためにエンジン始動頻度が増加し、11km/L台まで落ち込むという季節変動の大きさはあらかじめ認識しておく必要がある。

2WDと電動4WD「e-4ORCE」で燃費はどう変わるのか

T33型エクストレイルを選ぶ上で最大の分岐点となるのが、駆動方式の選択だろう。前輪駆動の2WDか、それとも前後2基の高出力モーターを統合制御する電動駆動4WD「e-4ORCE」か。

メカニカルなプロペラシャフトを排除し、後輪を完全に独立したモーターで駆動するe-4ORCEは、従来の機械式4WDに比べて伝達ロスが極めて少ない。そのため、2WDと4WDの実燃費差はわずか0.8km/L〜1.2km/L程度にとどまる。

さらに興味深いのは、減速時の車両姿勢制御だ。e-4ORCEは前後のモーターで協調回生を行うため、減速時のノーズダイブ(前のめり感)を抑えつつ、エネルギーを効率よく回収する。乗り心地のフラット感と高い操縦安定性を手に入れながら、実用燃費の悪化を最小限に抑え込んでいる点は、現代の自動車工学における大きな収穫といえる。

オーナーのリアルな口コミと内田誠体制下の日産が示す電動化の未来

オーナーたちの生の声に耳を傾けると、燃費に対する受け止め方はライフスタイルによって綺麗に二分されている。

「日々の買い物や通勤、週末の一般道ドライブでは給油回数が劇的に減った」「車格を考えれば十分すぎる静かさと経済性」と絶賛する都市部ユーザーがいる一方、月数千キロペースで高速道路を長距離移動する層からは「前世代のディーゼルモデルほどの長距離巡航燃費は期待できない」といった冷静な指摘も飛ぶ。

日産自動車を率いる内田誠社長が推し進める電動化シフトにおいて、この車両が果たした役割は極めて大きい。完全な電気自動車(BEV)への過渡期において、充電インフラの制約に縛られずEV並みの力強い走りと洗練された静粛性を提供する選択肢。激変するグローバルな自動車産業の荒波の中で、実燃費の絶対値だけでは測れない「快適な移動空間の価値」を提示している点に、ユーザーの評価が集まっている。

実燃費を極限まで伸ばす走行テクニックと購入前の最終判断

もしこのSUVを迎え入れるなら、e-POWERの特性を掴んだ運転術を身につけたい。鍵を握るのは「e-Pedal Step」の活用と、急激なアクセル操作を避けるスマートな加減速だ。

発進時は周囲の交通の流れに合わせつつ滑らかに加速し、目標速度に達したら即座にペダルを少し戻してモーター巡航へ移行させる。前方赤信号を確認したら早期にアクセルをオフにし、回生ブレーキによる発電時間を長く確保する。これらを意識するだけで、リッターあたり2kmから3kmの確実な改善が見込める。

燃料代の絶対的な安さだけを最優先するならば、他社のコンパクトハイブリッドが視野に入るかもしれない。だが、上質極まる静粛性、力強い加速フィール、そして悪路すらものともしないe-4ORCEの安心感を内包したパッケージとして見るならば、記録される実燃費は極めて妥当で、費用対効果に優れたものと評価できるはずだ。 (出典: エクストレイル 実 燃費(Yahoo!ニュース)